ノープランNZ旅行記 33日目 其の参
RiwakaからMotuekaまでの道は、数日前は朝だったからか、この日はまた印象が違った。
この辺りを歩いていた時には晴れてきて、朝とは違いとても良い天気になった。
空の青も木の緑もとても鮮やかに映った。
途中から、めちゃトイレに行きたくなったけど、トイレが全然見当たらなくて、
人様の家ばかりでたっしょんもできなそうだったので、しばらく我慢しながら歩いていた。
出来るだけ違うことを考えるようにして「トイレに行きたい」から意識を背けようとしたけど、なかなか難しかった(笑)
Motueka近くの事故現場と思われる場所をまた通ったとき、交通事故で若くして亡くなった親戚のことをふと思い出した。
彼が亡くなったのは20歳で、僕の六個下。
僕が小学校6年生の時に小1で入ってきたので、彼とは学校で遊んだことがあった。
この事故現場と彼のことをなぜか重ねてしまい、今彼が生きていたら36歳とかなのかな、
ご家族は毎年命日には事故のこと思い出すんだろな、と思った。
その後、Motuekaに到着して、トイレも無事にすませた。
よく我慢した、と自分を褒めた(笑)
街に入って間も無く、Motueka Hotelというところを通りかかった。
そこではギターのアコースティックライブをしていた。
こんなところに音楽が聞ける素敵なホテルが…と思わず泊まれるかを調べてみた。
するとこの日は泊まれそうだった…しかも個室でトイレ付き、たぶん(ちゃんと調べなかった)。
でも、今日の宿はすでに予約していたから、「これ以上調べてもしょうがないじゃん」と詳細を調べるのをやめて再び歩き始めた。
なんとなく、今日は思う通りにいかないな。そう思った。
「今の自分が『こうしたい、こうなったらいいな』にならない」と。
ビール屋もホテルも。
ただ、今の自分の思う通りでなくても、結果的に俺にとって良い結果、選択になるはず!!
と、思うようにした。
全ては必然で、自分の選択はきっと良い方向に向かうと。
そう思いながらこの日の宿に向かった。
この日の宿は、数日前と同じバックパッカーズを予約していた。
この日の夜ご飯を、前回と同じく隣の店で買おうと思って向かった。
割と閉店ギリギリの時間だった。
「今日は思う通りにいかないから、お店が休みだったり食べ物売り切れてるかもなー」なんて思いながら行ったけど、普通に営業していたし、食べ物も買えた。
以前買った寿司も豆サラダも売ってはいなかったけど、お米を使ったものを買えたからよかった。
「ブラウンライスってなんだろ、玄米?」とか思いつつ。この時はよくわかっていなかった。
買い出しを終えて、宿へ向かった。
チェックインをしようと思ったけどスタッフさんが受付におらず、ベルを鳴らして待った。
しばらく待ってもなかなか来ないかったから、外にあったベンチで座って待つことにした。
そしたら、近くで作業していた女性がスタッフで、こちらに気づいた。
数日前も対応してくれた人だった。
「マイペースだなぁー」と思った。
チェックインを済ませ、前回の隣の部屋にこの日は泊まった。
食事を済ませて日記を書きながら、ここ数日のことを考えていた。
この宿を数日前に出てから、Abel Tasman国立公園、そしてまたここに来るまで、よく歩いたなと思った。
自分の身体、特に脚と足には本当に感謝。
そして、自分にも感謝、というかよくやった!と。
ここからしばらくは、本当に今度こそ、ゆっくりしよう。
今日は個室だから、昨日、一昨日よりはゆっくり寝れるかな。
この日、隣の部屋に泊まっていたゲストがずっと話をしていた。
声的にはおばちゃんだったかも。
だから、しばらく寝れそうにないな、と思った。
やっぱり、自分の睡眠には「うるさくないこと」が最優先だということが改めて分かった気がする。
耳栓をしても声が聞こえてきたので、彼女らが寝るまで待つしかないな。
と思いながら、この日は眠りについた。
34日目につづく(帰国まであと42日)